小さなオーブン 大きなヨロコビ 'Le Petit Four-ル・プティ・フール-'

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2011.07.22 Friday

ボルドー&バスク(4)シャトーベイシュヴェル@サンジュリアン Chateau Beychevelle, Saint-Julien

7月5日火曜日 午前11時を過ぎ真夏日ともいえる灼熱の暑さに!!

本日2件目はサンジュリアン村にあるシャトー・ベイシュヴェルへ。
こちらはサントリーがオーナーの一人であるためか
日本人の訪問も多いようです。

マルゴーからは遠くないのですが予定がずれてしまったため
またもやこちらも遅刻して到着・・・本当にすみませんでした。
私達のせいで時間に正確な日本人のイメージが狂ったかも?!

さて早速見学にはいります。醸造所〜熟成庫へ。


いつも熟成庫に伺うと、「お醤油の蔵と似た香りがする」と
思ってしまう私。
原料と種類は違っても酵母、発酵、という共通のキーワードがあるからでしょうか。
小さい頃近所のお醤油を作る会社のお蔵がありその香りを
よく嗅いでいたせいか!?
(ちなみに家で使うお醤油は濃い口・薄口・甘露それぞれ一升瓶で購入してました。)


こちらではブティックが併設された受付棟で限られたヴィンテージのみですが
ワインも販売されています。
その他にワインの注ぎ口に使うアルミのStop-Goutteや
ボトル敷きなどもありお土産にピッタリなものもあり、記念にお買い上げ。

抜けるような雲一つない青空のもとに佇む瀟洒な建物。
元々サンジュリアン=ベイシュヴェル村に住む海軍提督の館でした。
ボトルのエチケットに描かれている帆を下げた船がトレードマークです。
その由来については諸説あるようですが
「ジロンド川を渡る船がサンジュリアンを通る際海軍提督に敬意を表して帆を下げた」説が
いちばん有力だそう。払う税金を少なくするため、よりはロマンチックで良いかな・・・。
シャトーの方も、色々ある中から好きな説を信じてください、とのこと。


暑さのなか、けなげに育つ葡萄です。
この辺りの土壌は表面に小石がごろごろしています。
昼間はじりじりと太陽が照り付けますが朝夕はすっかり冷え込むほどに。
小石は地表の朝夕の急激な温度変化から守ってくれるそうです。

マルゴーに続いて遅刻したにも関わらず親切に、丁寧にご案内くださった
ベイシュヴェルの方、ありがとうございました!
そして通常はテイスティングは無しだそうですが
特別に2010年のワインを少しだけ味わせていただきました!
(ボルドーのシャトーは一般にEn Primeurという形で大方が販売されてしまうため
シャトーではレセプション用、保管用以外ではワインを確保しておらず、試飲販売は
原則的に行っていません。→このシステムを知らない外国人が見学に来て、怒ってしまう
ことも良くあるそうです;;)

さてこの後はポイヤック村でお昼休憩をして一路南下して
初めてのソーテルヌ地区を目指します。