小さなオーブン 大きなヨロコビ 'Le Petit Four-ル・プティ・フール-'

ブログ

2017.05.06 Saturday

エティエンヌ・ボワシー氏MOFのチーズセミナー



こんにちは。料理教室ル・プティ・フール後藤初美です。
先日、FFCCフランス料理文化センターで行われた、エティエンヌ・ボワシー氏によるチーズセミナーに参加しました。
ボワシー氏は、フランス、リヨン郊外に本拠地を置くメゾン・モンスの一員。 ご自身もMOFの称号を持つ熟成のプロフェッショナルです。

MOFとは、Meilleur Ouvrier de France=フランス国家の認めた最優秀職人と言うことです。
今回のセミナーのテーマは、フランスの主なチーズの講義と、余ったチーズの活用方法。飲食店向けなので、とても余ったもの利用とは思えない素晴らしい料理が登場しました。
MOFを持つプロフェッショナルから直々に教わる又とない機会!時間をやりくりして駆け付ける価値有りのセミナーでした!



その日出来上がったアミューズ6品です。
すぐにでも活用したい本格的かつ美味な料理ばかり。


チーズの試食もたっぷり。
満足度200パーセントのセミナーでした。
リヨンのポールボキューズ市場には、ボワシー氏が責任者を務めるブティックがあります。
今夏リヨンを訪れる際にぜひ訪問しようと思います。
2017.02.04 Saturday

モンドールチーズセミナーに参加しました

立春の今日は、気温も上がり、爽やかな青空のもとお出かけ日和となりました。
少し早めに家を出て、神社にお参りしてから友人が講師を務める自由が丘AEONリカー様でのモンドールチーズセミナーへ。
CPAチーズプロフェッショナルも、JSAワインエキスパートも、資格を取るだけでなく随時ブラッシュアップの機会を持たないとどんどん知識もサビつきます。
楽しくてタメになる、しかも美味しいセミナーには極力参加したいです。本日も素敵なラインナップ!

スイスとフランスのモンドール食べ比べ

焼いたモンドール、今まで苦手意識がありましたが、チーズフォンデュよりもずっと手軽で美味しい??しかも今まで捨てていた皮が美味しくて…。


お店のカウンターですが、テーブルセッティングもセンスが光ります。つぶらな瞳の牛さんナプキンが可愛い。
生産量が少ないオレンジの表皮のスイスのモンドール、私が20年前にフランスで初めて味わったのはこちらでした。皮の香りの強烈さとクリーミーな中身のギャップにビックリしたものです。
合わせたお酒も様々で友人のマニアな?説明を聞きながらしばしチーズにどっぷり浸かりました。
今日も美味しい学びをありがとうございました。
2016.11.08 Tuesday

コンテチーズセミナー@自由が丘イオンリカーに参加しました

コンテチーズ協会が協賛しているコンテチーズセミナー。

くせがなくミルキー、ナッティで大人気のチーズ「コンテ」が色々試食できる素敵なイベントです。

たまたま開催日前日に空席が出たとの事で申し込んで行ってきました。

実は友人が講師を務めるので合わせてお出し頂ける飲み物にも大きな期待をして出かけたところ、期待以上でした!

(会場がイオンリカーさんと言う事もありますし。)

コンテの名前は、旧名フランシュ・コンテ地方(現在はジュラ地方)から。

スイスとの国境、ブルゴーニュから車で1時間弱の自然豊かな地域です。

日帰りですが2度ほどこの辺りを訪れた事があり、

次回はぜひとも宿泊したい!と思った場所です。

 

そんな地方で作られる牛乳製の大型チーズ。

熟成期間によって全く味わいが違い、さらに合わせる飲み物・お酒によっても。

現地を訪れてチーズやワインの研鑽を積む講師のEさん。

百聞は一見(食)に如かず、のモットーは私と共通です。

 

チーズは、6ヶ月、12ヶ月、18ヶ月、24ヶ月。

さらにモルビエ、モンドールと同じ地域のチーズも!

飲み物は、ジュラの白ワイン、クラフトビール3種、日本酒、中国茶と多彩。

くるみとチョコレート、栗のはちみつにマスタードまで。

 

もちろん総当たり的に合わせました。

この日の一番お気に入りは、こちら。

「24ヶ月コンテにチョコレート、スタウトビール」

 

このセミナーで沢山の新しいお味と組み合わせの発見がありましたよ。

企画運営下さった講師のE様始めイオンリカーの皆様ありがとうございました!

そしてこの日見つけたポスターでまた翌週伺う事に・・・。こちらは別途。笑。

 

 

2016.11.07 Monday

メゾン・モンス社チーズセミナー「チーズの個性と可能性を知る」

先日カイハウスさんで開催された料理家向けのチーズセミナーに参加しました。

昨年は予定が合わず伺えなかったので今回はぜひとも!と楽しみにしていたセミナーです。

まずは、モンス社のローラン・モンス氏の熱いチーズへの想いがひしひしと伝わってくるプレゼンテーションから。

スクリーンに映し出されるチーズ工房、各種のチーズ、そして何より大事なチーズを作る環境であるフランス各地の風景や可愛い動物達を見ていると、自然の恵みを最大限活かしきって作られることが実感としてわかります。

さらに、モンス社のような「熟成」を手がける会社・人の手によってチーズが完成していくのですね。

 

5年前チーズ・プロフェッショナル受検の際に一生懸命勉強した事が、試験の為だけでなく今でも頭に入っていた事にもびっくり。

細かい数字などは忘れている事が多いですが、プレゼン中はフランス語を聴きながら内容を確認するのがなんだかとても楽しく感じられました。

その後は3タイプx2種のチーズの試食とチーズ料理3品をワインと共に出して頂きました。

同じテーブルの料理家のみなさまと、美味しい〜これとこれ合う〜などおしゃべりしながら楽しいひと時。

自分の中でのこの日の一番は、ボジョレーで作られる青カビタイプのチーズ。

そのチーズは一カ所でしか作られていないのだとか。

そんな希少で美味しいチーズと出逢えた事に感謝です。

 

ローラン・モンス氏とお話させて頂く事が出来て感激。

リヨンに行った際には必ず訪れるリヨンの胃袋を支える「レアール・ポール・ボキューズ市場」にはモンス社のショップがあります。

本社はロアンヌにあるのだとか。

ロアンヌと言えば有名なのは3つ星トロワグロ!

実はリヨンは私にとって「住みたい街ナンバーワン」

こじんまりした美食の都、ブルゴーニュにも南仏にも、山岳地帯にもアクセスが良い。

何よりも街中に美味しいものが溢れている街です。

 

リヨン贔屓で盛り上がり、なんだかワクワクしてきました。

次回リヨンを訪れる際には、モンス社にも訪問させて頂けそうで楽しみ!

 

いつまでも暑かった夏と秋も一段落、これからはチーズがより美味しく感じられる季節です。

美味しいチーズを思いっきり食べたい、なんてお声もありますので年明けには久しぶりにチーズを味わう会を開催しようと計画中です。

 

 

2014.11.21 Friday

"リアル・カリフォルニア・チーズファンクラブ"メンバーに認定されました

クスパさんとカリフォルニアミルクアドバイザリーボード(CMAB)による
リアル・カリフォルニアチーズセミナー&グループインタビューに参加、
リアル・カリフォルニアチーズ・ファンクラブ初代メンバーに認定頂きました。


その前に、カリフォルニアでチーズ?と思われる方、多いと思います。
そういう私もその1人でした。
なにせセミナーに伺うまでワインのほうがメインではないか、
カリフォルニアワインにどこかのエリアのチーズを合わせるのかな?と思っていた程です。
(クスパ様、CMABの皆様、ごめんなさい)

ところが伺ってみてビックリ。
カリフォルニア州でこんなにチーズを作ってたの?そして美味しい!
12月のカリフォルニアワインxレモンのイベントにも是非使いたい!
まさに目から鱗がぽろぽろ落ちて行くような楽しいセミナーでした。

当日頂いたチーズとワインはこちら。
チーズは右上から反時計周りにクリームチーズ、ペッパージャック、クリームチーズガーリック&ハーブ、オーガニックジャック・ハラペーニョ、ドライジャック、スクエア(ウォッシュ)、カラードチェダー、オーガニックジャック・トラディショナルの8種類。
ワインはスパークリング、白&赤で無くなると継ぎ足して下さり一堂満面の笑み!

実は一番最初に頂いたクリームチーズの美味しさにノックダウン。
フロマージュブランにコクを足したようなそれでけでも美味しいチーズ。
こんなクリームチーズがあったんだ!と感激でした。

ウォッシュタイプはかなりマイルドなので食べ慣れていない方にも入りやすそうだし
パイに入れても美味しそうです。
その他のセミドライタイプはそのまま頂くか、すりおろしてグジェールに入れても良さそう。
クリームチーズ以外は比較的手頃なお値段のようなので、家庭でも気軽に頂けます。

ピーチジンジャー(左)とアプリコットオレンジ(右)のジャム。
これがまたチーズにとっても合うのです。

フランス大好き&フランスチーズ偏愛の気持ちに変わりはないものの、
カリフォルニアの農産物事情、日本への輸出を念頭においた商品作りなど伺って
ワイン同様新世界から発信される美味しいチーズにも目を向けるのは楽しい!と感じたひと時でした。

さて、こちらが私の一押しクリームチーズ。
なんと当日お土産にも頂きました。美味しいチーズケーキを作ってみたいと思います。
ちなみにフェルミエさんでお取り扱いがあるそうです。
2012.07.05 Thursday

フランスAOCチーズを食べ尽す会@かじたいずみチーズ教室

水曜日はチーズプロフェッショナル試験で大変お世話になったかじた先生が
主催されたチーズイベントに参加してきました。
その名も「フランスAOCチーズを食べ尽す会」!
フランスのAOCチーズは46種類あるのですが、季節はずれ等事情があって
入らなかったものは別として、なんと総勢43個もそろっていました。

壮観!圧巻!チーズ好きにはたまらないイベントです。
教室のドアを開けると、むんむんとしたチーズの香り。


私の好きなあのチーズ達も!
ロワール地方のシェーヴル(山羊乳)、セル・シュル・シェール。
シェーヴルの中では一番好きかも。特によーく熟成してとろりん加減に
なったものが最高!
シャンパーニュ地方のウオッシュタイプチーズ、ラングル。
乳脂肪が多いおかげでまろやか〜。

栗の葉につつまれたバノンはプロヴァンス地方のシェーヴルチーズ。

ブルーチーズの中でも比較的穏やかで食べやすいのは
オーヴェルニュ地方のフルム・ダンベール。

がんばって覚えたチーズの名前や特徴、
現物を目の当たりにすると意外にどんどん思い出してくる。
やはり、味わいながらの勉強が一番身に付くんだなぁと思ったりして。

このイベント、今週7日土曜日にも同じ内容で開催されるそうです。
興味ある方はかじた先生の教室に直接お問い合わせくださいね。
場所は目黒になります。

かじたいずみチーズ教室
http://www.cheese-school.jp/












2011.10.21 Friday

イタリアの牛乳&羊乳の白カビチーズ’ランゲリーノ’@イータリーEataly

友人と待ち合わせで久しぶりに自由が丘へ。
以前東急線沿線に住んでいたころはよく出かけたけれど
今はさっぱりご無沙汰。

教えてもらった布のお店やカフェを廻って
駅の近くを歩いていたところ、
東急ストア内にEataly(本店は代官山)が出来たよ、と聞いて立ち寄ってみました。

小さなスペースですが、さすがにハムやチーズコーナーが充実!うきうきしますね。
そこで見つけたこのチーズ。


ランゲリーノという牛乳と羊乳を混ぜて作った白カビタイプのチーズ。
つまりはカマンベールに羊乳が入ってコクがあるタイプってことかしら?
直径7−8cmぐらいで手ごろだったので買ってみました。



断面図です。
皮はしっかりとしていて中身は真ん中に芯がありますが、とろりとしています。
色も牛乳製よりかなり白いです。
羊乳は脂肪分が多いのでねっとりというよりとろとろになるのかも。
少し切って味見したところ、ミルクの風味が強く、中は柔らかいのですが
皮がさくさくとでも言いましょうか、しっかり硬いです。
熟成すれば皮も柔らかくなるのかな。。。
もう少し置いてから食べてみる事にします。


ラベルには牛と羊のイラストがありわかりやすい。
そしてイタリア語はラテン語系なので、フランス語と似た単語も多く
大体解読できる。
ソフトタイプのチーズだということや、原材料などは読み取れます。

今年3月から長丁場で勉強したチーズプロフェッショナル試験も終わりホッとひと息。
美味しいチーズ、知らないチーズはまだまだ世界にも日本にも沢山あり、
自分の好きなチーズを見つけていくのがとても楽しみ。