小さなオーブン 大きなヨロコビ 'Le Petit Four-ル・プティ・フール-'

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2012.01.23 Monday

糀屋本店さんの塩麹ともろみ&お味噌♪

ブームというよりは既に定番になりつつある調味料、「塩麹」。
21日土曜日のTV朝日「食彩の王国」でも麹がテーマで、
秋田県横手市が紹介されていました。
横手は私の友人の故郷。冬の寒さは厳しいけれど
美味しそうな郷土料理に誘われて麹を巡る旅に出たくなりましたよ!!

さて私と塩麹との出会いは、2年程前デパートの催事会場。
試しに買って以来はまりました!

以来、色々な塩麹を使ってみた結果、大分県は
糀屋本店さんのものが私の好みにぴったりでした。

丁度なくなりかけた頃、どこかでひょっこり見かけて買う、ということを
繰り返したのですが今回は見当たらずホームページから
お徳用サイズを注文しました。


そして今回は、もろみとお味噌も一緒に頼んでみました。



もろみは濃い色とは裏腹にとても優しいお味ですが
独特の風味がとても濃い。
温かいご飯にのせるといくらでも入りそう・・・
私は温野菜やトッピングに使ってみようと思います。
赤ワイン煮の隠し味なんかにも良いですね。
丁度昨日作ったビーフシチューがあるので早速入れてみます。


お味噌は熟成浅めでフレッシュな風味。
いつも使っているお味噌とブレンドしたり、
豆乳と合わせても美味しいお汁になりますね。

糀屋本店ホームページ:
http://www.saikikoujiya.com/

2011.10.26 Wednesday

シンガポールからやってきたTWGの紅茶

お教室の生徒さん、グルメ&旅好きのMさんからシンガポール旅行の
お土産にと戴いたTWG Tea。
実はその数日前に出かけた自由が丘の駅前で
TWGティールームを見つけて素敵だなーと思っていたところでした。
まさにシンクロ!嬉しい〜。



レトロで素敵なパッケージ。
フレーバーは、Singapore Breakfast Teaと書いてあります。
封をきると、爽やかなスパイスの香り。
rare ginger spiceと書いてあります。
ツンとくる生姜ではなく、まさに‘ジンジャー‘という呼び名が似合う上品な芳香。
白いコットンの袋に入った上質なお茶です。
Breakfast=朝食向きとなっていますが、午後のお茶にもミルクを入れても
合いそうです。



せっかくなので、いつものマグカップではなく
パリで購入後未使用(笑)のベルナルドー(Bernardaud)のティーカップで。
ちなみにカップの下は、Zara Homeで買った白のキルティングの
ランチョンマット。
美味しいお茶は素敵な食器で味わうと2倍も3倍も美味しくなりますよね。

今度自由が丘に行ったらTWGのサロンに寄ってみなくては。

TWGティーサロン
東横線自由が丘南口隣
↓ クラシックな色調が素敵なホームページ。
http://www.twgtea.com/

2011.10.17 Monday

クーカル軽井沢クッキーGET!

軽井沢の5人のシェフが地元の食材を使ってクッキーを作りました!
というキャッチに惹かれて食べたいなーと思っていたクッキーをGETしました。

 

軽井沢でしか売っていないようなのでどうしたものかと思っていたところ
軽井沢にセカンドハウスを借りて週末はほぼそちらで過ごすS夫妻が
「探してくるよ」と快く引き受けてくれました。

粉モノ好きの私としてはものすごく嬉しい!

9月に買おうとしたら好評につき売り切れだったそうで
つい先週やっと手に入れることができた、と連絡がありました。


5人のシェフが2種類ずつ作ったクッキーが、合計10種詰めになってます。
いちご、カシス、くるみといった果実やナッツのほかに
味噌、トマト、レタス、花豆、ペコリーノチーズなども素材として使っています。

ちなみに作っている方々は、
鈴木シェフ (オーベルジュ・ド・スズキ)
田村シェフ (エルミタージュ・ド・タムラ)
小林シェフ (フォリオリーナ・デッラ・ポルタフォルトゥーナ)
草間シェフ (シェ草間)
中村シェフ (ピータース軽井沢店)



味わいはやはり素材の美味しさがストレートに出ています。
たとえば手前のピンク色のクッキーはビーツのコンフィを練りこんだもの。
口にいれるとビーツの爽やかな酸味と一緒に
バターというよりはその原料のミルクの良い香りがたってくる。

甘みを強く感じないのでひとつ、またひとつと手が伸びてしまいますねー。
食べる枚数を決めておかないと何周もしてしまいそうです;;

少し前の記事ですが軽井沢観光協会にもお知らせが出ています。
http://karuizawa-kankokyokai.jp/archives/3852

秋らしくなってきた今日この頃熱いミルクティーと一緒に。
ペコリーノチーズ入りはワインにも合いそうです。

2011.06.29 Wednesday

お気に入り食材(4) 季節限定!山羊と羊のフレッシュチーズ@フェルミエ

春から初夏にかけてはフレッシュチーズが美味しい季節。
というのも自然のサイクルでは、春が動物の出産時期。
その後に出る美味しいミルクを使ったフレッシュチーズが作られます。

フレッシュチーズとは、「熟成させないチーズ」のこと。
フランス語では、Fromage Frais(フロマージュ・フレ)と呼ばれます。

期間限定なので数も限られているチーズ、フェルミエさんで
予約して購入してみました。



こちらはフェセル・シェーヴルという山羊のフレッシュタイプ。
ラベルにChevreと書いてあるのが読み取れます。
fermier は農家製
frais はフレッシュ
Lait cru は無殺菌乳
Entier は脱脂していない全乳のこと・・・
それぞれこんな意味に。
ワインのエチケット同様にチーズのラベルにも
いろんな情報が詰まっています。

山羊チーズは独特の香りが苦手、という方も多いのですが
やさしい風味でこれならOKかも!

もう一つはコルシカ島の羊ミルクのフレッシュチーズ、ブロッチュ。
羊のフレッシュタイプはコクとほんのりした甘みが特徴で大好きなのです。



パッケージを開けると、中は水切り籠状の容器と二重になっていて
余分な水分が切れるようになってました。
やわらかめのカッテージチーズのような食感です。



そのまま頂いてもおいしいのですがフィアドーヌというチーズケーキにしました。
いつもはリコッタチーズで代用するので、ブロッチュを使った本物のフィアドーヌは
年に一度食べる程度。
卵、少量のお砂糖、ほんの少しの薄力粉とオリーブオイルを加えて
しっとりと焼き上げます。

ところで私は今成田空港に来ています。
まもなくパリへ向かいます。
今回はブルターニュ、ボルドー、バスクに寄り道、その後パリというスケジュール。
地方とパリそれぞれの美味しいもの、写真で見慣れていてもやはり違う本物の風景、
などを随時ブログにUPして行きたいと思います。
どうぞお楽しみに!
2011.06.01 Wednesday

お気に入り食材(3) クスミティー&夏にピッタリ!エディアールのフルーツティー

ここのところ、コーヒーよりはお茶派のわたし。
普段頂くお茶は色々なものをそろえておいてその日、その時の気分で選んでいます。
その中で今出番の多いのがクスミティーのハーブティー。

クスミティーはロシア皇帝御用達のブランドティーでしたが
創始者のクスミチョフさんがロシア革命後フランスに亡命して
ブティックをオープンしたそう。

私が初めてクスミティーを知ったのは7年前、パリ7区のLe Bon Marcheという
デパートの食品館で。パッケージの華やかさと可愛らしさに思わず
手にとりお土産に購入したのです。



ロシア風の薫り高い紅茶を午後ゆっくりと頂くのも好きですが
食中・食後問わず大好きなのが、ハーブティー。
Detoxティーはいわゆる「薬草臭い」ものではなく軽やかで飲みやすい。
緑茶、マテ茶、レモングラスなどがブレンド。

また紫のパッケージは、Menthe et Verveine(ミント&ヴェルヴェーヌ)
消化を助けるミントと余分な水分を排出してくれるヴェルヴェーヌの強力ブレンド。
むくみやすい私にはピッタリ。しかも、すっきりと美味しいのです。

(余談ですが、ヴェルヴェーヌの和名はなんと「くまつづら」。そのユーモラスな名前に
私はついつい熊さんがつづらをしょって森を歩く姿を想像してしまいます。)

パリでは高級食材店やデパートにはたいてい置いてありますが
色々な種類を見たい方は6区のブティックへ。
軽食やお茶が楽しめるサロンドテも併設されています。

Boutique Kusmi Tea
56,RUE DE SEINE
-75006 PARIS
Métro*St Germain des Près,
Mabillon,Odéon


もう一つ、夏のおススメは、老舗Hediard(エディアール)で見つけた
フレーバーティー。こちらは夏向けに水出しができるお茶なのです。



オレンジ風味と書いてありますが、中身はハイビスカス、ローズヒップ、
オレンジピールなどがブレンドされて色は鮮やかなローズ色。
酸味があり暑い夏の日にはピッタリの飲み物です。
ビタミンCも補給できますよ!

我が家ではたっぷり作って夏は冷蔵庫に常備。
5月は暑い日が多かったので早速作って料理教室にいらっしゃる
生徒さんにお出ししていました。

節電すべき今年の夏も活躍してくれそうです。


2011.05.27 Friday

お気に入り食材(2) Huilerie Leblanc(ユイルリー・ルブラン)のオイル

日々のお料理に、パンにつけたり、と欠かせないのが美味しいオイル。
普段はオリーブオイルを使うことが多いのですが、
オイルそのものの美味しさを味わいたい時はやはりLeblanc(ルブラン)のオイル。

リヨン郊外またはブルゴーニュの南端にあるIguerandeという町で創業、工房がありますが、
パリ6区にも小さな店舗があるので、私はいつもパリでまとめ買いしています。
大手デパートや高級エピスリーでも取り扱いがあります。
もちろん、お値段は多少張りますが、日本でも入手可能です。

今手元にあるのはこの2種類。
プルーンの種オイルとアルガンオイル!



ちなみに、パリのお店は間口一間ほどのほんとに小さな店舗ですが、
棚にはオイルがずらりと並んでいます。
種類は、アーモンド、ピーナッツ、ヘーゼルナッツ、くるみ、松の実、
ピスタチオ、菜種、オリーブなど。
オイルの他にはマスタードやヴィネガーもあります。
また、日本の雑誌の取材も多く訪れるようで
掲載誌が多数置いてありました。



左がプルーンの種(核)のオイル、右がアルガンオイルです。
このお店の素晴らしいところはすべて「試飲」させてくれること。
プルーンは、口に含んだ瞬間、あの紫色の甘酸っぱい香りが口いっぱいに広がりました。
アルガンオイルは、モロッコが有名。アルガンの実から取れるオイルですが
得も言われぬ香ばしさ・・・。
茹でたお野菜にほんの少したらすだけで極上の一皿に。
あえてたとえるならば、新鮮なエゴマオイル(ゴマ油ではありません)に
少し似ているかも。。。

ところでオイルは酸化しやすいので栓を開けたら冷暗所に保存して早目に使い切るのがお勧め。
なので、いったん使い始めたらけちけちしないで(笑)どんどん使うのが良いようです。

Bon Appetit!


2011.05.18 Wednesday

お気に入り食材(1) ジュラ地方のタンポポ(Pissenlit)のはちみつ 

フランスに行くとつい買ってしまうもののひとつがはちみつ。
日本では種類が限られるか高いので、料理やお菓子作りにもどんどん使いたい
私としては、大型サイズをどーんと買って常備したいところ。

昨年夏に訪れたジュラ地方で見つけた明るい黄色のこのはちみつは「タンポポ」!
フランス語でタンポポのことをPissenlit(ピッサンリ)と言い、利尿作用があることで
知られています。

ちなみにタンポポの葉っぱのサラダはまさにフランスの春の味覚。
ほろ苦いタンポポを口にするのは日本で春先に頂く山菜の苦みと共通しています。
春の苦みでデトックスするのは洋の東西問わず自然の恵みからの知恵なんだなぁ。



さて、はちみつに戻ると、香りはそれほど癖はないけど草っぽく個性的。
味わいは意外にまろやかで、しっかりとした甘みを感じます。
チーズに添えても美味しい。
パンは白いパンよりも、ライ麦がちょっと入った重すぎないものが合いそうです。
・・・パン、チーズ、はちみつの組み合わせで永遠に食べ続けられそう?!

これはコンテチーズ初め、地元の特産品が並ぶお店で見つけた一品。
珍しいな、とジュラの思い出に買い求めました。
(後から調べたら、やはり珍しいものだそう。)

それぞれの地方や原料となる花木の個性が表れたはちみつは天然の特選素材。
ドレッシングやソースの隠し味にも重宝します。